かに通販 失敗 /【失敗事例】トラブル、失敗しないコツはある?

目次
  1. かに通販 失敗 /失敗する原因は?
  2. かに通販 失敗 /悪徳業者に騙された失敗事例
  3. かに通販 失敗 /配送ミスの失敗事例
  4. かに通販 失敗 /解凍方法を間違えた失敗事例
  5. かに通販 失敗 /食べ方を間違えた失敗事例
  6. かに通販 失敗 /カニ選びの失敗事例
  7. かに通販 失敗 /失敗しないためのポイント
  8. かに通販 失敗 /失敗しないカニ通販ショップ
  9. かに通販 失敗 /まとめ

かに通販 失敗 /失敗する原因は?

カニ通販でハズレのカニを引いてしまったという話はよく聞きます。

確かにカニは「生もの」なので、単純に当たりハズレもあります。

しかし、カニ通販の取り寄せで失敗する原因は、大きく分けて4つあります。

カニ通販の取り寄せで失敗する主な原因
  • 販売業者に騙された(ミスをした)
  • 配送業者がミスをした
  • 解凍方法を間違えた
  • カニを購入する際に選び方を間違えた

1番多いのはカニ通販のショップが原因で失敗するパターンですが、「カニ通販をはじめたばかりのショップ」を選ぶと、騙されたり、ミスをされたりする事が今でもあります。

意図的に騙してくるパターンは、アブラガニをタラバガニと偽って売っていたり、重さを誤魔化していたりするケースがありますが、こういったお店は悪評が立つと名前を変えてまた新しくショップを出してくる事もあるので始末が悪いです。

また、カニ通販を始めたばかりのショップは、騙すつもりがなくてもミスが多発する可能性もあります。

カニ通販の売上の90%が年末年始に集中すると言われていますが、慣れていないショップは、想定外の注文や作業量をこなせずに、エラーやトラブルを起こす可能性が高いからです。

カニのような生鮮品の通販は、店頭販売に比べると、お客さんの手元に届くまでの仕組みも複雑で、難しいのでノウハウが必要な商売なので、実績のあるカニ通販ショップから取り寄せた方が安心です。

配送業者のミスは運の要素も絡んでくるのですが、カニ販売で実績のあるショップは、大手の信頼できる配送業者と契約を結んでいるので、やはりミスが少ないです。

解凍方法やカニの選び方を間違えるのは消費者側のミスが原因の失敗ではあるのですが、逆を言えば知識があれば避けられる失敗です。

まずはカニ通販で多い失敗例に目を通して、同じような失敗をしないように注意しましょう。

かに通販 失敗 /悪徳業者に騙された失敗事例

最近ではだいぶ減りましたが、今でも少数ですがカニ通販の悪徳業者は存在します。

そんな悪徳カニ通販のあの手この手で消費者を騙そうとしてくる手口をご紹介します。

重さで騙された

カニ通販の口コミで多い失敗談の一つが「届いた蟹が表記された重量よりも何百グラムも少なかった!」という内容のものです。

実は蟹の重さを誤魔化す方法はいくつかあり、悪質なカニ業者は様々な手口で消費者を騙そうとしてきて、実際に騙される消費者が後をたちません。

実は、カニのサイズ表記は日本では公式な規格は取り決められていません。

サイズ表記はカニ通販会社の裁量にまかせられていますので、業者が自由につけることができます。

つまり、サイズ表記だけ鵜呑みにして変な業者でカニを購入すると失敗しますので、必ず重量表記も確認する必要があります。

ただ、輸入ガニに関しては重量での統一規格が存在しており、買取価格は重量がベースになっているので、国内表示も一般的にその基準に基づいていますので覚えておきましょう。

【例】ズワイガニ1肩あたりのサイズ:重量
  • S:100g以下
  • M:101g ~ 150g
  • L:151g ~ 200g
  • 2L:201g ~ 250g
  • 3L:251g ~ 300g
  • 4L:301g ~ 350g
  • 5L:351g ~ 400g

①小さいサイズのカニをたくさん入れて誤魔化す

蟹はサイズによって値段が大きく変わりますが、殻の重さは蟹本体が4Lでも10Lでもあまり差がありません。

そのため、小さい蟹をたくさん入れる事でコストダウンできるので、悪質な通販業者は「蟹2kg」などと表記して小さい蟹をたくさん入れてコストを下げます。

特に4L以下の蟹は一生懸命に殻をむいても食べるところがほとんどないのでおすすめできません。

5L以上の蟹を選ばないと失敗する確率が飛躍的に上がりますので注意しましょう。

②「足し脚」で重さを誤魔化す

「蟹2杯セット(足し脚あり)」という商品は注意が必要です。

「足し脚」や「差し脚」というのは最近では一番人気の「蟹脚セット」で行われる補填行為ですが、売り物にならない脚をたくさん入れて重さを誤魔化す悪質な業者がいます。

蟹の脚は下の方にある脚ほど小さくなりますが、お尻の横の小さな脚は売り物になりません。

小さな蟹なら真ん中のあたりの脚すら売れないでしょう。

そんな売れないサイズの脚を使って「足し脚」をして重さをカサ増ししたカニセットを購入して失敗するケースが増えています。

③氷でカサ増しする

蟹通販ショップで取扱う蟹はほとんどが冷凍商品ですから、蟹の周りには当然、氷がついています。

この氷(グレースと言います)はボイル蟹を急速冷凍するときに蟹を乾燥から守る大切な氷です。

しかし、蟹通販ショップの中にはグレースの重さまで「蟹重量」に含んでいる販売店があります。

そもそも良い通販ショップの蟹はこのグレースがビロードのように薄くてとても上品に見えます。

あまり良くない蟹には表面が平らではない厚めのグレースで覆われています。

④ボイル前の重さを表記して誤魔化す

茹で蟹が「ボイル前に計量されたか、ボイル後に計量されたか」は重要です。

実は蟹は茹で上げ後には重さが15?30%ほど減ってしまいます。

個体差はありますが、毛ガニで約10~15%、タラバガニで約20~30%程度は重量が減ってしまいます。

蟹通販ショップの中にはボイルする前の「活蟹」の状態の重さを表示しているところがありますが、そういうショップでボイルカニを買うと失敗します。

一番酷いパターンは、ボイル前の重量+グレースを含んだ重量表示してあるケースです。

特にひどい業者だと、表示から5割以上もかけ離れたカニが届くことになります。

殻付きのカニの1人前の目安重量
  • 1~2人:600g~800g
  • 2~3人:800g~1.5Kg
  • 4~5人:1.5Kg~2Kg
  • 5人以上:2.5Kg以上

はっきり言って、300~360gの毛ガニやズワイガニはほとんど食べるところがありません。

家庭内消費ならまだしも、贈り物にすると特に失礼になりますので注意が必要です。

ボイル前後の重さ表記自体をしていないショップもたくさんありますが、中にはボイル後の重さである事を明記している良心的なお店もありますので、ボイルガニをカニ通販で購入する時はよくチェックしてから購入しましょう。

蟹の質が悪すぎる

最近でも多いのが、通販で取り寄せたカニ自体に問題があるケース。

くさい臭いがする、身がパサパサ、スカスカ、味がまずい、しょっぱ過ぎるなどのカニです。

これらは鮮度が落ちていたり、冷凍庫に長期間保存されていた古いカニが冷凍ヤケしたものや身入りの悪いカニ。

一度解凍したカニを、もう一度冷凍した事などが原因の粗悪なカニです。

「ネットの写真とまったく別物じゃないか!」と思うほどのひどい蟹が送られてくる場合もあります。

①身がスカスカで身入りが悪い

身入りが悪いカニは十中八九脱皮前後のカニです。

蟹は脱皮をくり返して大きくなる生き物ですが、脱皮前後の蟹は軽くなります。

蟹の脱皮直前は硬い殻の内側に新しい殻ができている「2枚皮」という状態になっていたり、脱皮直後は殻がまだ柔らかかったりします。

脱皮直後の蟹は見た目は大きいのに持つとすごく軽いという特徴があり、プロならすぐに分かり蟹の選別作業では真っ先に振り落とされる身がスカスカの蟹です。

特に蟹通販の繁忙期には悪い蟹が増えます。

品質管理が甘い会社では(通常期では問題なくても)取扱量が増える忙しい時期に検査する蟹の量が増えた時に、この脱皮直前直後の蟹が見抜けなくなるほど長時間労働を強いてしまったり、見抜くスキルがないバイトを雇ったりしてダメな蟹がそのまま売られてしまいます。

こういう業者は問題外です。

さらに悪質な業者になると、他社がふるい落としたこの脱皮蟹を仕入れてネットで売りさばいている業者もあると聞いたこともあります。

逆に、良質な蟹は「堅蟹」と呼ばれ、殻がとても堅い蟹です。

フジツボなどが付着していればその蟹はもう長いこと脱皮をしていない証拠で、身の詰まったとても美味しい蟹です。

堅蟹を売っていると表記されているカニ通販で購入すると失敗がありませんので覚えておきましょう。

②管理体制が悪くて身がパサパサ

「蟹の身がパサパサしていて味がまったくしない」という口コミをよく見かけますが、急速冷凍でなく通常の冷凍庫でゆっくりと冷凍されると必要な水分まで飛んでしまい身がパサパサになってしまいます。

また、管理が悪くて蟹の出入庫の時に冷凍庫内の温度が上がりすぎてしまったり温度の高い場所に放置されたりことで、蟹の身が乾燥してしまったり「冷凍焼け」という状態になってしまったりする場合も、カニの身がパサパサになってしまいます。

なお、冷凍された蟹が溶けると、溶けた水分と一緒に旨味もぜんぶ流れ出てしまいます。

大量に解凍した時に水が出るという事は、解凍やけではなく、再冷凍された商品だからです。

これらの問題は蟹の管理体制が原因なので、取り扱っている商品すべての品質が悪い可能性があります。

③売れ残ったカニを再冷凍して販売している

悪徳業者はゆでたカニが売れ残ると再冷凍します。

冷凍したカニは冷凍ものとして売るのですが、さらに悪徳業者は、それを再度店頭に並べて解凍し、また冷凍して配送をするのです。

何度も解凍、冷凍を重ねることでカニの身の細胞が壊れ大量の水が出る原因となります。

ただ、小樽の蟹業者に聞いた話によると、良い業者を選んでも、どうしても中が見えないためにミスは起きるようです。

良心的な業者やプロでも間違うことがあるので、それをいいことに悪徳業者が暗躍する一因にもなっています。

そもそも、カニは活きて元気のいいかにや、身がシッカリ詰まったかには「活ガニ」として販売するのが常識で、死んでしまったカニや、活きていても元気のないかにや身入りが悪いかには安値で取引され加工用のむき身や缶詰になります。

良心的な業者は、活ガニとして扱われる品質の良いかにを仕入れて生きたまま茹で上げ、急速冷凍しますが、悪徳業者は、死んでしまったかになどを茹で上げ、急速冷凍するのではなく、一般の冷凍庫で緩慢冷凍します。

当然、味に大きな違いが出るわけです。

やはり、カニ通販で失敗しないためにも、評判のお店で購入するのが一番です。

蟹パックにの中に異物が入っていた

カニ通販の口コミサイトの投稿の中には、異物混入のトラブルもあります。

  • 「蟹パックの中に虫が入っていた」
  • 「蟹パックの中に髪の毛が入っていた」

虫が入っているということは空調管理が完璧ではなくドアか窓が開け放してある場所で作業をしているという事ですし、髪の毛が混入しているということは衛生管理のための作業帽を作業の途中で脱いだことになります。

令和の時代に食べ物を扱っている業者としてはちょっと信じられませんが、もしも「質が悪い, 小さい, 不味い」などの粗悪なカニが届いてしまったら写真を撮っておきましょう。

業者にクレームを入れて話がこじれたときに役立ちます。

届いたら違う蟹だった

多くの場合は意図的なものではなく、注文した蟹とは違う蟹だったり、注文した個数とは異なる数量だったりする通販ショップのミスです。

商品の入れ間違いや数量違いは、通販ショップに連絡すればすぐに商品の交換や不足分の追加発送をしてもらえます。

アブラガニをタラバガニに偽装するケース

悪質なお店だと、アブラガニをタラバガニと偽って売られているケースや、安い紅ズワイガニをズワイガニとしか表記せずに売っているケースもあります。

タラバガニよりも安価に大量に漁獲されるアブラガニは一部の地域で「たらば」と呼ばれていて、魚屋さんでもカニ通販でもアブラガニを「タラバガニ」と表記して売っていた時期がありました。

状態の良いアブラガニはタラバガニ以上との評価も受ける美味しい食用蟹です。

しかし、アブラガニは傷みやすいタラバガニよりもさらに傷みやすく通販向きとは言えません。

こういった「タラバガニを買ったのにアブラガニが送られてきた」というクレームに対して10年ほど前に農林水産省が指導を入れました。

インターネットの普及によってアブラガニとタラバガニの違いを見抜く方法も消費者に広まったため、現在ではカニ通販でアブラガニをタラバガニと偽って売っているケースはほとんどありません。

しかし、アメ横などでは未だに横行しています。

そういったお店ですぐに証拠写真を撮ろうとすると、「写真!? ダメダメっ!!!」と追い払われますので、すぐに分かります。

口コミに騙された

実は、カニ通販の口コミは、ステマが非常に多いことで有名です。

楽天やAmazonも含めて、カニのネット通販の口コミはおよそ半数ほどは業者によって大量投稿された印象操作のための「良い口コミ」ではないかと思います。

良い口コミは業者の手が入っている可能性があるので、私は初めてのカニ通販を利用する時には必ず悪い口コミを調べるのですが、最近は業者の印象操作が巧妙化していて「良い口コミ」ばかりでは疑われるからという理由で、敢えて「悪い口コミ」を混ぜている場合もあるので、慣れていない人が見分けるのは中々難しいです。

ただ、通販業者の宣伝のために作られたサイトや評判を高めるための口コミなどはたいてい表面的なことしか書いていないので、注意して読めば見分けられます。

また、サイトの名前はサイトの有益性を知るためのヒントにしかなりませんが、お金をもっている業者はお金をかけて良い口コミを大量に書かせるので口コミの数はあまり当てにならないかもしれません。

業者の息がかかった宣伝サイトはほとんどが内容が薄っぺらくて読んでもまったく参考にならないので、記事を読んでみて「どの通販ショップの」「どのカニが」「どうして」いいのかが分からないサイトならば見切りをつけて他のサイトの口コミを探した方がよいです。

訳ありカニの「理由」が記載されていなかった

正真正銘の訳ありカニというのは見た目だけに問題があるカニの事です。

「十分に売り物になるはずだったのに脚が1本折れていて、殻にヒビが入っていて、もしくは色ムラがあるので、正規品としては売れなくなった…」

…だから訳ありカニとして売り出されるというのが正規の「訳あり蟹」です。

訳ありの「理由」をしっかり記載していないカニは怪しいので購入しない方がいいです。

また、正真正銘の「訳あり蟹」でも注意すべきポイントがあります。

蟹にヒビが入っていたり、脚が折れていたりするということは蟹の硬い殻が身の中に入っている可能性があるということです。

この小さな蟹の殻が入ってしまうと、まるで砂抜きをしていないアサリのように食べているときにジャリジャリとして非常に気になりますし、運が悪いと口の中を切って怪我をしてしまったりします。

蟹に殻が一度入ってしまうと取り除くことも気づくこともなかなか難しいからこそ脚折れや殻にヒビがある姿蟹などは「訳あり蟹」として売られているのは理解しておきましょう。

贈答品や小さなお子さんと一緒に召し上がる場合は「訳あり蟹」より正規の蟹セットが安心です。

違法な「カニ送り付け商法」

「送りつけ商法」という違法商法をご存知でしょうか。

実は、高級カニをいきなり送りつけてきて代金を請求するという事件が、全国で毎年5000件ほど起こっています。

関連記事:カニカニ 詐欺 /電話番号は?北海道カニ電話勧誘の手口、事例、対処法

あまりニュースにならないので知名度は高くはないのですが、実は私も一度引っかかったことがあります。

突然、蟹を送りつけられてきて「この日までに代金を振り込まないと法的手段を取ります」などと脅迫めいたメッセージが携帯に入っていました。

最終的には弁護士に相談して内容証明を送って解決しましたが、正直怖かったです。

また、蟹を送りつけてくる前に電話勧誘をするタイプの詐欺は高齢者が狙われやすく、電話口で「(買っても)いいです」と言ってしまうことが多く消費者センターに相談が寄せられています。

お盆やお正月に親戚で食べようと実家に蟹を送る場合など、実家の住所や電話番号が必要になるので、特に信頼できる通販ショップで買うようにした方がいいです。

産地偽装された

私は北海道の産地の記載があるものを北海道の市場で買って、まがい物を掴まされたことがあります。

重量もあり、安くしてもらえたので、毛蟹、ズワイガニ、タラバガニを購入しました。

宅配で家に送ってもらったのですが、届いたカニを解凍すると水がたくさん出て、身が固くパサついており、全然美味しくありませんでした。

後で、わかったことですが、北海道の市場でも函館朝市や札幌の二条市場は場外にあたり、普通の魚屋さんと同じなんですね。

つまりは、零細企業の集まりで、経営基盤が薄弱なお店も多いようです。

ハズレ率もたかく、ロシアとの取引の関係で、そちら筋の人もチラチラしているようです。

加工地が劣悪だった

最近ではロシア産やカナダ産といった外国産の質の高いカニも多いのですが、意外と知られていないのが「加工地」です。

外国産のカニは、韓国の加工地をへて日本に輸入されるケースがあるのですが、韓国での加工は味付け(塩加減)がいい加減な場合が多いので、カニ自体は問題がないのに、ショッパすぎてカニの旨味も甘みも味わえないことがあります。

こんな加工地のかに通販会社は、返品交換に応じてくれず泣き寝入りというケースがほとんどです。

理想はやはり日本国内の自社工場で加工している通販業者です。

かに通販で失敗しないためにも原産国だけでなく加工地もよく確かめるようにしましょう。

激安オークションで騙された

カニ通販より、激安価格で取り寄せできる可能性がある「カニオークション」。

オークション形式で価格が決まるため、楽天やヤフーでも人気が出てきています。

「激安1円オークション(楽天)」といった、超激安価格で出品されているカニも多くありますが、粗悪なカニを取り寄せてしまって後悔する人もかなり多いようです。

カニ通販よりもはるかに安い激安オークションのカニが、全て「粗悪なカニ」ではなく、問題はカニが激安になった理由です。

常識的に考えて、まともなカニならばまともな価格で売られるのが当たり前です。

カニオークションの内容をチェックして、出品者のプロフィールや激安の理由がハッキリしていないカニに入札するのは危険です。

特にカニの取り寄せが多い年末年始には「便乗オークション」も増えてくるので注意しましょう。

普段は生鮮食品など扱わないのに、カニが売れるシーズンだからと急きょ扱っている出品者が自分で在庫は持たず、他の通販業者への丸投げをして、手数料のみをはねているケースが非常に多いです。

カニの知識やカニ通販の経験もないので、入札するのはやめましょう。

ただ、カニのオークションで安心できるのは、カニや水産物の販売を専業にやっているショップや業者が、出品しているオークションは信頼できます。

普段からカニ通販のショップ運営をしていたり、カニ販売の実店舗やカニの自社加工場がある信用のある業者が出品者である場合や、カニの激安理由を明確にしているオークションへ入札するなら、カニの取り寄せも安心です。

かに通販 失敗 /配送ミスの失敗事例

配送業者が意図的に消費者を騙そうとしてくるケースはあまりないのですが、配送ミスによるトラブルは意外と多いです。

特にカニはナマモノである上に、脚が折れやすいコワレモノでもあるので、乱暴な配送業者に当たると、まともな状態で届かないことがあります。

届いた蟹の脚が折れていた

蟹の脚は折れやすいので1本くらいなら客が「了承して購入している」とされることも少なくありません。

しかし、仮に蟹の脚が7割以上折れていたら配送途中で何かしらのトラブルがあったことが考えられます。

配送の途中で陳列箱を崩したか、箱を落としたか、配送車で事故を起こしてしまったかした可能性が高いです。

このような場合のクレームはカニ通販ショップではなく運送会社に入れた方が話がこじれません。

写真をしっかり撮影して送りましょう。

冷凍蟹が溶けた状態で届いた

冷凍蟹がきちんと届かず、さらに配送業者が保管している期間中に蟹が溶けてしまっていたら最悪です。

  • 「配達指定時刻が守られなかったばかりに箱の中でカニが溶けていた」
  • 「宅配業者の会社でカニが溶けたまま保存されていたために宅配時にすでに異臭を放っていた」

こういったケースは玄関の異臭がご近所にも迷惑をかける可能性があります。

残念なことに、粗悪なカニを送ってくる業者ほど信用ならない配達会社を使うものです。

きちんとしたカニ通販の会社では、ヤマト等の大手配送業者を使っているケースがほとんどで、問題など起こりません。

かに通販 失敗 /解凍方法を間違えた失敗事例

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カニ通販では「全然カニの味がしなかった」という口コミがありますが、カニの味がしないのは何もかもが業者のせいというばかりではなく、実は自分でカニを台無しにしてしまっていたということも少なくありません。

解凍方法のミスが原因である事も多いです。

生冷凍カニを自然解凍した

「ボイル冷凍カニ」つまり茹でたカニを冷凍したものは、甲羅を下にして自然解凍させれば美味しいカニが食べられます。

しかし、「生冷凍カニ」は解凍方法が厄介です。

生冷凍カニのもっとも多いミスが「自然解凍」してしまう事。

室温解凍でも冷蔵庫解凍でもダメです。

ネット上では、ボイル冷凍カニも生冷凍カニも区別せずに「カニはゆっくり解凍した方が美味しい!」などとアドバイスしている方もいらっしゃいますが、自然解凍すると旨味は確実に流れてしまいます。

旨味が流れ出るだけではなく、自然解凍をするとカニ鍋がしょっぱくなってしまう場合が多いです。

これは多くの冷凍カニが凍らされる時に濃い塩水を使っている業者が多いためです。

通販ショップの中には「うちは薄い塩水を使っています」とウリにするお店があるくらいの濃度だとお考えください。

信頼できるカニ通販ショップで買えば必ず注意書きが同封されますので「解凍方法なんて知っている!」と捨てずに必ず目を通しましょう。

生冷凍蟹は流水にさらして解凍するのが基本!

生冷凍カニは流水にさらして解凍する必要があります。

脚のむき身などなら袋に入れたまま、表側から流水をあてて5分、ひっくり返して裏側に流水をあてて5分すると程よい解凍具合になり、味がまるで違います。

流水にさらし過ぎてしまった

生冷凍蟹を流水解凍するのは正しい解凍方法なのですが、よくある失敗が長時間流水にさらし過ぎてしまう事です。

流水解凍が長すぎるとカニの身やふやふやになってしまいますが、長時間解凍してしまうと水と一緒に蟹の旨味が流れてしまいます。

蟹を流水解凍するときのポイントは解凍しすぎないことです。

カニが一番美味しく食べられる解凍のタイミングは「完全に解凍せずにカニの身の中に芯が少し残っているくらい」です。

カニを流水にさらし過ぎると黒変が起きる

かに通販で失敗する解凍方法の1つは、解凍に長い時間をかけ過ぎたために、「黒変」がおきてカニが黒くなってしまう現象です。

ボイルのカニでは黒変が起きることはありませんが、冷凍の生のカニを解凍する時には上手く解凍しないと黒変が起きます。

黒変とはカニ身が少しづつ黒くなっていく現象ですが、カニのタンパク質が酸化することで黒くなっていくことが原因です。

黒くなっても腐敗しているわけではないので品質に問題はなく食べることはできるのですが見た目は美味しくないですよね。

黒変をさけるには、カニをビニール袋に入れて流水で短時間(大きな蟹でも1時間以内)に解凍するのがポイントです。

解凍が甘かった

逆に解凍が甘いと、カニは美味しく食べられません。

特にカニみそが嬉しい毛ガニやズワイガニは、解凍が甘かったせいでクリーミーなはずのカニみそがシャーベット状で残念な思いをすることもあります。

「完全に解凍してしまっては美味しくなくなる」カニは半解凍の状態がベストです。

カニの脚であれば触って確かめることができますが、蟹1杯まるまるとなるとなかなか難しいもの。

カニの大きさにもよりますが、表と裏を5分ずつ水に当てて解凍するのを目安にしましょう。

電子レンジを使って解凍した

「早く解凍したくて、つい電子レンジを使ってしまった」という話を稀に聞きますが、絶対にやめましょう。

せっかくのカニの身がボロボロになります。

再冷凍してしまった

カニは特に再冷凍はおすすめできません。

カニは解凍時間の短い食材です。どのくらい食べるか分からなければ食べながら少しずつ解凍することもできます。

生冷凍カニの場合、解凍してしまってどうしても食べられないと思ったら生のまま再冷凍するよりも火を通してから再冷凍した方が幾分マシになります。

冷凍庫にいれたままにしていた

急速冷凍されたカニは、業務用冷凍庫で保存された場合でも賞味期限は2~3年と言われています。

しかし、急速冷凍されたカニでも業務用冷凍庫の中で保存されたカニでも、氷の中で確実に悪くなっていきます。

業者側でも冷凍されて保存されていますからさらに家の家庭用冷蔵庫で1年と考えると、かなり質が悪くなる可能性が高いです。

カニ通販ショップでは「届いてから1ヶ月ほどで食べてください」と表記しているショップが多いですが、できるだけ届いたらすぐに食べるようにしましょう。

かに通販 失敗 /食べ方を間違えた失敗事例

せっかく上手にカニを解凍できても、食べ方を間違えると台無しになります。

よくあるカニの食べ方の失敗例をご紹介します。

ボイル冷凍蟹を鍋にした

カニ通販には「ボイル冷凍」といって、すでに茹でられたカニが冷凍された商品が人気があります。

「ボイル冷凍」された蟹の食べ方は「そのまま」食べるのが基本です。

解凍したら、そのままお皿に乗せて、そのまま食べます。

解凍した蟹をそのままボイル蟹を食べるのは北海道では一般的な食べ方なのですが、あるカニ通販の店長さんのブログなどを読んでいると「カニ鍋が美味しくない」というクレームが度々来るとか「本州の方は知らない方が多いようなのですがこの商品は蟹鍋にはできません」などとアドバイスがあったりなどしています。

ボイル蟹もお鍋に一瞬入れて温める程度であれば美味しいのですが、あくまでも食べ方は「しゃぶしゃぶ」する程度です。

ボイル蟹は一度茹でられているので、普通の蟹鍋にすると茹ですぎです。

旨味は完全に流れ出てしまいますし、身は4分の1くらいに縮んでしまいます。

カニ=カニ鍋という人も多いので、召し上がる時は添付されている説明書は目を通すようにして下さい。

カニ鍋にするなら生冷凍カニを選びましょう。

ボイル冷凍と生冷凍の違いは?

「ボイル冷凍」されたカニというのは、解凍後すぐにそのまま食べられることを想定されています。お鍋にする場合もカニが温まる程度で。

「生冷凍」されたカニというのが蟹鍋用のカニです。

解凍すれば生のカニですから、カニしゃぶ、カニ鍋、カニすきなどでは美味しい出汁が出ます。

焼きガニ、蒸しガニなど火を通す食べ方ならば何でも楽しめます。

解凍後すぐに食べなかった

「解凍したのにすぐに食べられなかったけど冷蔵庫に入れておいたのに…」という失敗談も多いです。

お刺身などは生のままでも少しくらいなら冷蔵庫の中に入れておいた後に美味しく食べることもできます。

しかし、カニはとても傷みやすい食材なので、解凍直後からすぐに黒くなってしまいます。

生カニ特有の「黒変」は、見た目がかなりグロテスクになってしまいます。

味は変わらないですが、お世辞にも「美味しそう!」「食べたい!」と思えるような見た目ではありません。

カニはお刺身と違います。

お刺身だと解凍したけれど、すぐに食べられない時に冷蔵庫にしまうことがありますし、生のままでも少しぐらいなら冷蔵庫に入れて置いても美味しく食べることができます。

しかし、カニは解凍した直後からすぐに黒くなっていくので注意してください。

解凍せずに鍋に入れてしまった

生冷凍されたカニにはグレースと呼ばれる特別な氷で覆われており、グレースは急速冷凍する際に乾燥や変色などからカニを守っています。

これは、殻と身の間に隙間があったり甲羅にトゲがあったりして真空パックができないカニのために開発された技術で、カニの旨味を閉じ込めてくれます。

しかし、グレースには添加物が使われています。

しかし、このグレースの添加物は亜硫酸ナトリウムなどで害のない量にはなっていますが、一緒に鍋に入れると確実にカニが美味しくなくなります。

カニの旨味のためにも健康のためにも生冷凍のカニは流水で洗い流スノが正解です。

かに通販 失敗 /カニ選びの失敗事例

カニの目利きは奥が深く、プロでないと難しいのは当然ですが、失敗しないために最低限抑えておくべきポイントがあります。

本数や重量の基本的なルールは知っておかないと、ハズレガニを引いてしまいます。

本数選びでの失敗

これは、お得感に釣られて失敗する事例です。

例えば、棒肉、爪、爪下が、それぞれ330gずつ入って合計で約1kgだとします。

ズワイガニやタラバガニだと、それぞれ10~20本は入っているので一見お得そうですが、1本1本はかなり小さいです。

解凍したら見るも無残な、薄っぺらなひょろひょろのカニということがあります。

本数などのお得感に惑わされずに同じ1.5kgでも本数が少ない商品を選んだ方が食べ応えのあるカニが届きます。

本数選びは「重量」ではなく「入数」で選ぶ事が大切です。

入数が多いということは、それだけ殻も多く殻は食べることができないので、それだけカニ身の食べられる量が少ないということです。

重量選びでの失敗

先述の通り、冷凍かには、表面に冷凍焼けを防ぐためにグレース(氷の膜)を張ります。

カニの旨味が逃げないようにするために必要な処置ですが、悪徳業者はグレースを厚くすることでカニの重量の上乗せしてくるので、冷凍前の重量が記載されているか確認を忘れると失敗します。

また、販売店によっては、商品紹介の表示がボイルする前の「活蟹」の状態で表示しているところもあります。

「確か1kgと書いてあったカニを買ったはずなのに、実際に届いてみたら全然違っていた」という事もあるので、購入する時には確認することが大事です。

かに通販 失敗 /失敗しないためのポイント

失敗する確率が低いカニ通販サイトの特徴
  • ①コスパが良い
  • ②良いレビューも悪いレビューも書かれている

細かく書いたらキリがないのですが、カニ通販で失敗する確率を大きく下げるには、まともな通販サイトで購入する事です。

妥当な値段で、客観的なレビューが書かれている通販サイトで購入すればまず失敗することはありません。

失敗しないカニ通販の特徴①:コスパが良い

まず、ネットで何かモノを買う場合、選考の基準というのはやっぱりコスパ。

値段と量が、デパ地下と並ぶようなことがあってはネットの強みが全くなりますよね。

デパ地下に行くと、伊勢丹なんかは松葉ガニ活きが43,200円とかだったり、アラスカ産ボイルのタラバガニ一肩が54,000円とかで売られていますが、安いカニだと量が少なくて小さいですし、スーパーの陳列モノは何日置かれているかわからないので結構味は落ちている事もしばしばあります。

やはり、それなりの大きさで2万円以下くらいの値段で買えて味が良いカニが通販で購入する条件でしょう。

とはいっても、逆に安すぎるカニ通販も危険です。

楽天などの通販サイトでかにを検索してみると多くの商品が1万円~2万円の金額となっており、安いかにでも5,000円前後の金額となっています。

これ以下の金額のかにを通販で注文すると想像していたかにの味と異なり、失敗してしまう可能性が高まると考えましょう。

少なくとも5,000円以上、2万円以下のカニ通販がベストです。

失敗しないカニ通販の特徴②:良いレビューも悪いレビューも書かれている

また、良いカニ通販ショップは、長年の運営実績があり購入者レビューの評価が高いですが、悪いレビューもそれなりに書かれています。

購入者レビューをチェックする際には、良い評価のレビューばかり見ても意味はありません。

本当のところはどうなの?と思うなら、悪い評価のレビューもチェックしましょう。

悪い評価のレビューをチェックするすると、カニ通販の取り寄せにどのようなエラーやトラブルが発生しているかが分かりますし、クレームに発展してしまった時の、ショップの対応も分かります。

悪い評価のレビュー内容を確認して、万一トラブルがあった時でも、安心してカニを取り寄せできるショップかどうかチェックしましょう。

かに通販 失敗 /失敗しないカニ通販ショップ

「コスパ」がいい蟹通販

初めての蟹通販に人気なのは、解凍するだけですぐに蟹しゃぶができる【かに本舗】がおすすめです。

『生ずわい半むき身満足セット』はシメの蟹雑炊まで堪能できます。

かに本舗のカニ通販の詳細

「高品質」の蟹通販

値段よりも品質にこだわる場合は【北釧水産】がおすすめです。

決して法外に高いわけではありませんが、価格に見合った品質で贈答品ならここは外せません。

北釧水産のカニ通販の詳細

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蟹の「激安店」は普段以上に慎重になった方がいいですが【マルゲン後藤水産】ならば安くても美味しいです。

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かに通販 失敗 /まとめ

カニ通販で失敗しないための1番大切なポイントは、信頼できる通販サイトで購入する事です。

悪徳業者で買うのはもっての他ですが、そもそもカニは取り扱いが難しい商品なので、配送業者のミスや、自分が解凍方法や食べ方を間違える事もよくあります。

長年美味しいカニを取り扱っている実績のあるカニ通販で購入するようにしましょう。

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