カニ 食べ過ぎ /体に悪い?危険?適量は?

カニ 食べ過ぎ /食べ過ぎは体に悪い?

カニの食べ過ぎは体に悪い!と言われるようになったのは、主にカニに含まれるプリン体によって痛風になるという噂が広まったからです。

痛風といえば贅沢病と言われるポピュラーな病気の一つですが、簡単に言うと関節に付着する尿酸が原因で体の節々・関節に痛みが起こる病気です。

通常、プリン体は分解されて尿酸に変化し体外に排出されますが、過剰に摂取して体内に蓄積されると痛風になると言われています。

ですが、実際のところ、カニの身に含まれているプリン体は特別多いものではなく、毎日大量に食べたりしない限り痛風になることはまずありえません。

カニ味噌については、カニ身よりプリン体含有量が多いのは事実ですが、それでもカニ味噌よりもレバーやエビの方が100gあたりのプリン体含有量はよっぽど多いので、そこまで気にすることはないと言えます。

また、カニの栄養的には体に悪くなくても、カニは消化がそこまで良いわけでもないので、特に成長期の乳幼児が大量に食べると吐いてしまったりする事はあります。

実際、私は親から「殻に覆われた生物を食べ過ぎるとよくない」と聞いて育ってきましたが、子供の頃にカニを食べ過ぎて大量に嘔吐してしまったのを今でも覚えています。

限度を超えて食べすぎるとお腹を壊す事がないとは言い切れないので、食べ過ぎには注意しましょう。

カニ 食べ過ぎ /栄養素

カニ100gあたりの主な栄養素
  • カロリー 63kcal
  • 糖質 0.1g
  • タンパク質 13.9g
  • 亜鉛 2.6mg
  • 銅 0.35mg
  • 脂質 0.6g
  • ビタミンB2 0.57mg
  • ビタミンB12 14.3μg
  • ナイアシン 8.0mg
  • カリウム 240mg
  • プリン体 100~136mg

カニの身にはたんぱく質やビタミン類など栄養素が豊富に含まれており、他にもタウリンやアスタキサンチンが含まれていると言われています。

さらには、野菜や果物からは摂ることのできないビタミンB12や、ナイアシンなどのビタミン類も含んでいて、とても栄養豊富なんです。

また、カニは非常に低カロリーです。

カニの足一本あたりのカロリーは6kcalで糖質は0gで、カニの水煮一缶のカロリーは77kcalで糖質は3.6gです。

データだけ見るとそれほどカロリーも高くないし、タンパク質が豊富に含まれているためヘルシーな食品だと言えるでしょう。

アンチエイジングを期待できるアスタキサンチン

カニには、免疫力をアップさせる成分が含まれていると言われてます。

カニと言えば、皆さんもあの鮮やかな赤い色を思い出すと思うのですがあのカニの赤い色素には「アスタキサンチン」という成分が含まれています。

アスタキサンチンとは、カロテノイドの一種で強い抗酸化作用を持ち、体の細胞を傷つけたり老化の原因になったりする活性酸素を減少するはたらきがあります。

アスタキサンチンの抗酸化作用は非常に強く、同じ作用のあるβカロテンの5倍、ビタミンCの6000倍もあると言われています。

アスタキサンチンを加熱することで赤く変色をしビタミンAに変化し、動脈硬化や老化を抑える効果もあります。

強い抗酸化作用を持つカニを食べると、体全体を若返らせて免疫力を高める血流改善効果も期待できるようです。

さらに、悪玉コレステロールを抑制する効果もあるので、アンチエイジング効果も期待できます。

病気の予防やアンチエイジングにもなると言えそうですね。

代謝を高めるネギやニラなどの薬味と一緒に摂取するとより相乗効果を期待できるのでおすすめです。

高たんぱく・低カロリー・低脂質でダイエットに最適

実はカニは、太りにくい食べ物と言われています。

たんぱく質は筋肉や臓器や肌など、人間の体を作る大切なはたらきをするので、ダイエット中でもしっかりと摂らなければなりません。

カニのエネルギー量は100g当たり約63キロカロリー脂肪はたったの0.4g、そして、タンパク質はハムや卵と同等レベルの14g含まれています。

ダイエット食、健康食としてよく取り上げられる鶏ささみが60kcal/100gなので、ほぼ同じカロリーです。

少し高価なダイエット食になりますが、カニつはダイエット食にちょうど良い食材ということです。

また、肉類などはそのままで食べません。

必ず焼肉ならタレを、豚肉や鶏肉は油を使って揚げたりします。

タレやソース、油にも結構なカロリーが含まれています。

しかし、カニは、刺身、塩ゆでなど、そのままで食べるのが基本。

カニ鍋などではポン酢につけたりしますが、ポン酢はタレやソース、油と比べてもとてもカロリーが低いです。

さらに、カニにはダイエットだけでなく健康維持に大きな関わりを持つビタミンB類も豊富に含まれています。

このように、カニはたんぱく質が豊富でカロリーや脂質が少ないので太る心配が少なく、ダイエット向きの食品と考えられます。

「低カロリー・低脂肪・高タンパク」のスーパーフードと言えるでしょう。

ビタミンB類は代謝を良くする

ビタミンB類は、エネルギーの代謝を活発にするので「代謝ビタミン」とも呼ばれています。

ビタミンB類の中で、カニに特に多く含まれているのはビタミンB2とB12です。

ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えたり、皮膚や粘膜などの成長を促すと言われており、ビタミンB12はヘモグロビンを造る助けをしているので、貧血や神経系統を健康に保つ役割が期待されます。

特にビタミンB12は100g中7.2μgと非常に多く含まれており、これは1日の摂取目安量(2.4μg)の3倍にもなります。

ビタミンB12は水溶性なので、必要以上に吸収されることはなく、過剰摂取にはならないので安心です。

カニの甲羅に含まれるキチン質

カニの甲羅には、体の免疫力を高めたり、コレステロール値を下げたり、脂肪が溜まるのを防ぐ効能が確認されている「キチン質」が含まれています。

「キチン質」はカニの甲羅に含まれるキチンやキトサンに多く含まれています。

高分子キトサンは、胃液に溶けることもなく腸を通過するのですが、この時に腸の中もキレイにしてくれるので、痩せやすくなり代謝もできて、肌にも良いとされています。

キトサンには血圧やコレステロールを下げる働きや体の治癒力を高め免疫力を強くしてくれる効果もあります。

さらにはガン、肝炎、アレルギー疾患、糖尿病、腎臓病、心臓疾患、 白内障、神経痛などにも効果があるといわれ、生活習慣病を未然に防ぐことが期待できます。

またカニの殻はカルシウムが豊富に含まれているので、骨粗鬆症の予防にも効果があります

とはいっても、カニの甲羅はそのままでは食べることができませんのでカニの甲羅に熱いスープを入れながら食べるとか、鍋に甲羅を入れて出汁をとることで甲羅の栄養成分を摂るとよいでしょう。

タウリンで生活習慣病予防

他にもカニはタウリンを多く含んでいます。

タウリンはアミノ酸の一種ですが、栄養ドリンクなどでよく耳にする馴染みのある成分ではないでしょうか。

タウリンは、肝機能を高めたり、心臓病や動脈硬化、高血圧の予防、血圧を正常にして心肺機能を強化する働きがあり、さらには貧血の予防、悪玉コレステロールの減少、肥満症の改善にも効果があります。

カニのプリン体は高くない

食材 プリン体含有量(100gあたり)
カツオ 211mg
真イワシ 210mg
クルマエビ 195mg
ズワイガニのミソ 150mg
ズワイガニの身 136.4mg
タラバガニ 99.6mg

カニを食べるときによく聞く「プリン体が高いから食べ過ぎると痛風になる」という噂がありますが、他の魚介類と比べてもカニのプリン体はそこまで多くありません。

そもそもプリン体は、一般的に体に悪いと言われていますが、適量であれば、遺伝子を作る成分で細胞を新しく入れ替えたり増やしたりと大切なはたらきをします。

データを見ると100gあたりのカニのプリン体は100~136 mgとなっており、カツオやイワシの約半分程度です。

プリン体の1日摂取量は400mgまでにしたほうがいいということが推奨されていますが、カニだけで400mgを超えるのは逆に難しいくらいです。

プリン体が多く含まれる食品(100gあたり300mg以上のプリン体を含む食品)
  • 鳥レバー
  • 干物(マイワシ)
  • あん肝

プリン体が多い他の食品では100gあたり300mg以上もプリン体が含まれていることを考えると、カニは相当量を食べなければプリン体の過剰摂取にはならない可能性の方が高いです。

特にプリン体は乾物や肝臓に多く含まれる傾向にありますので、カニよりも干物やレバーに注意して食べた方が良いでしょう。

カニは妊娠中でも食べられる

妊娠中には、食べて良いもの、控えた方が良いものなどがありますが、カニは妊娠中にはむしろおすすめの食材です。

その理由は、カニにはタンパク質や亜鉛が含まれているからです。

妊娠中期以降、胎児の成長に合わせてタンパク質を摂取する量を増やすことが望ましいと言われており、亜鉛は不足するとつわりが重くなると言われています。

特に亜鉛は体内で作ることができないので、食べ物から摂取する必要がありますので、カニは妊娠中にはおすすめの食材であると言えます。

妊娠中にカニを食べてアレルギーになるは根拠なし

妊娠中にカニを食べると、赤ちゃんが甲殻類アレルギーになると聞くことがありますが、科学的根拠はありませんのでご安心ください。

カニ 食べ過ぎ /食べ過ぎで起こる悪影響

カニは栄養価が高い食品ですが、食べ過ぎるとプリン体やカリウムなどの影響で痛風や下痢などの症状がおきる可能性があります。

生や刺身だけでなく、ゆでたときにも下痢や気持ち悪いなどの食中毒症状や、アレルギーの可能性もあります。

余程の量食べなければ大丈夫なので、1日くらい大量に食べたからといって、特別にリスクが上がるわけではないのですが、食べ過ぎには注意が必要です。

甲殻類アレルギーになるリスクがある

甲殻類レルギーで見られる症状
  • 唇のしびれや腫れ
  • お腹がゆるくなる
  • 喉が痒くなる
  • 発疹ができる

カニを食べることにより甲殻類アレルギー症状が出る場合があります。

カニは食品のアレルギー表示7品目に含まれており、主にカニの肉に含まれている、タンパク質の一種であるトロポミオシンがアレルギー反応を引き起こします。

アレルギー症状としては、じんましんや呼吸困難、嘔吐などがあげられまが、血圧低下も加わり全身に症状が急速に現れるアナフィラキシーショック症状を引き起こすこともあります。

カニアレルギーは甲殻類アレルギーの1種なので、カニでアレルギー反応が出た場合は、海老を食べてもアレルギーが出ることがあるので注意してください。

実際のアレルギー症状は多岐にわたり、一概にこれといった症状を断定することはできませんが、カニを食べた後すぐに唇や顔が腫れ上がったり、蕁麻疹が出たり、気持ち悪さや腹痛を感じた場合はアレルギー症状が起きているかもしれません。

気づいてないだけで実は甲殻類アレルギーを持っていたという方も少なくありませんので、カニやエビなどの甲殻類を食べた後には自分の体調をしっかり観察することが大事です。

甲殻類アレルギーなどの食物アレルギーは、ほとんどが遺伝により引き起こされると言われていますが、突然に甲殻類アレルギーになることもあります。

食物アレルギーに関してはいつ引き起こされてもおかしくない怖さがあるのです。

実際のカニの食べ過ぎによるアレルギー被害報告として、軽い甲殻類アレルギーを持っていた可能性があるのに気づかないで食べていた人が、食べ過ぎにより呼吸困難になったというケースもあります。

カニアレルギーは、事前に血液検査や皮膚検査で確認することができます。

心当たりがある方は、是非カニを食べる前に検査を受けておくことをおすすめします。

カニアレルギーの症状の例①:身体がしびれる

カニを食べ過ぎた時、指先や舌、唇などにしびれを感じるのは、カニに含まれるトロポミオシンというたんぱく質に敏感に反応をしてしまいしびれを起こしてしまうそうです。

さらに、甲殻類アレルギー出ない方でも、過剰に摂取してしまうことでこのアレルギー症状を引き起こしてしまう可能性があるとの事。

カニアレルギーの症状の例②:頭が痛くなる

カニを食べ過ぎたときに頭が痛くなる場合がありますがそれはカニ・甲殻類アレルギーが原因の可能性があります。

しびれも甲殻類アレルギーの可能性があると話しましたが、一概に甲殻類アレルギーといっても症状は一つだけではありません。

症状はその人によってさまざまなので、呼吸困難を起こす場合もあれば頭痛をおこす場合もあるのです。

カニアレルギーの症状の例③:吐き気がする

カニの食べ過ぎで吐き気が起こるとき、アレルギーが原因となっている場合があります。

カニを食べ過ぎた時に毎回吐き気が起こる、蕁麻疹が出るなどの症状があればアレルギーを疑っても良さそうですね。

気になるときには、カニを食べると吐き気がする旨を医師に話して検査をしてもらいましょう。

カニアレルギーの症状の例④:下痢になる

軽めの甲殻類アレルギーを持っているのに気付かずにカニを食べ過ぎた人が数日間下痢を引き起こしてしまったというケースもあります。

アレルギー症状の中の一つに下痢があることを知ってる人は意外と少ないと思いますが、下痢も立派なアレルギー症状のひとつです。

体が冷えることによる代謝の低下や下痢などの腹痛

カニにはきゅうりやナスなどの夏野菜や柿と同様に「カリウム」が豊富に含まれていると言われています。

カリウムには利尿効果が存在しており、体の中の塩分を調節し水分と一緒に熱の排泄を促する事で体を冷やすと昔から言われてきました。

夏の暑い時期にはとても嬉しい作用ですが、あまり食べ過ぎてしまうと体温が下がり代謝が悪くなったり、下痢や腹痛などを引き起こすとも言われています。

つまり、カニを食べ過ぎで吐き気や腹痛がある場合は、アレルギーの他に体の冷えから症状が起こっていることもあるわけです。

特に子どもや胃腸が弱い人は、体が冷えると下痢を起こしやすいので、気を付けてください。

カニを食べた後は、体が温まるスープやほうじ茶やお味噌汁などを食べることをお勧めします。

痛風のリスクは無いわけではない

痛風という言葉を聞いた事があっても、特に若い人は、痛風の具体的な症状と原因を知らない人も多いかと思います。

よく中年のサラリーマンが痛風に苦しんでいるイメージがありますよね。

痛風とは?

体内で尿酸が過剰になると関節に溜まって結晶化し、炎症を引き起こします。「風が患部に吹き付けるだけで激しい痛みが走るほど痛い」ということから痛風と名付けられたと言われています。尿酸はプリン体が体内に入り分解されることで生じるので、プリン体の取りすぎは痛風の原因に直結します。

カニはプリン体が特別多い食品ではないのですが、それでも食べ過ぎてしまうとプリン体過多になってしまいます。

といっても、プリン体の1日の安全な摂取量は400mgまでと言われていますが、カニのプリン体含有量は100gあたり100~130mg程度、カニミソを食べたとしても100gで150mgしか摂取することができませんので、カニだけで400mgを超える事はまずありません。

しかし、カニ料理と一緒にお酒をたくさん飲んだりすると、知らず知らずにプリン体を大量に摂取してしまい、痛風に繋がる可能性は十分にあります。

カニは以前は高級品でしたが、最近では様々なお店や旅館で蟹料理を食べることができます。

カニ料理を売りにした温泉旅館もあるほど人を惹きつけていますが、普段カニに食べ慣れていない人が、旅行先などでプリン体のたくさん入ったビールやお酒とともにカニ料理を一晩でたくさん食べてしまうといったケースが激増しています。

いくらプリン体の少ないカニであっても、プリン体の多い食材や飲み物と一緒に大量に接種すれば、痛風のリスクを高めてしまうと考えられるのです。

食中毒になるリスクが高まる

カニは生で食べられる海鮮だからこそ、食中毒に気をつけなければなりません。

生食用ではない生カニをお刺身でたべると腸炎ビブリオ菌による食中毒になってしまう可能性があります。

海に住む生き物たちはたくさんの細菌が付着しているため、適切な処理をしていないと食中毒を招く恐れがあるのです。

また、火を通したとしても時間がたった後に食べると菌が増殖していて食中毒を招くおそれがあります。

ゆでガニでも菌がついていた場合、常温に置いておくと菌が増殖して下痢、お腹が痛い、発熱、頭痛などの食中毒症状がおきる可能性があります。

カニをお刺身で食べる時は必ず「生食用」と記載があるものを選び、加熱したカニも食べきれない分は冷蔵庫で保存するようにしましょう。

毎年食中毒のニュースが流れ、国民の食中毒に対する意識が高まっており、食中毒の発生件数は年々下がっています。

しかし、少量の菌がついているカニでもたくさん食べれば食中毒のリスクは高まります。

カニを食べる時は、くれぐれも食中毒対策は忘れないようにしましょう。

カニの食中毒対策
  • 生・ゆでガニ共に常温で放置せず、すぐに冷蔵庫に入れる
  • 刺身は「生食用」の物、ゆでガニは「そのまま食べられます」の表示を確認して購入する
  • 腸炎ビブリオ菌は熱に弱いので加熱・再加熱はしっかりとする

食べすぎると気持ち悪くなる

食物アレルギー症状の中の一つである消化器症状が原因として気持ち悪くなる事もありますが、アレルギーでなくても、カニの食べ過ぎで気持ち悪くなる事があります。

カニ料理は「たくさんの他の料理と一緒にテーブルに出てくることが多い」ので、、単に食べ物を食べ過ぎてしまって胃腸に負担がかかって消化が追いついていないといったケースも十分にあり得ます。

最近はカニ食べ放題のお店も多いため手軽にカニを食べることができますが、バイキングなどで張り切ってここぞとばかりにカニを食べ過ぎると「気持ち悪い…」となることも。

カニは普段食べることがあまりない高級食材だからこそ、食べ過ぎ注意です。

カニに限らず食べ物の食べ過ぎは胃や腸などに負担をかけてしまうので注意しましょう。

カドミウムによる悪影響

カニの部位の1つであるカニミソには、カドミウムが含まれるという事を聞いた事がある人もいるかと思います。

カドミウムは、鉱物部屋土壌の中に存在する天然の重金属ですが、自然環境の中にあるカドミウムが農畜水産物に蓄積し、それらを食品として摂取することでカドミウムの一部が体内に吸収され主に腎臓に蓄積すると言われています。

カドミウムを取りすぎた場合、カドミウム中毒でイタイイタイ病になると言われています。

イタイイタイ病とは?

高濃度のカドミウムの長期にわたる摂取に加えて妊娠・授乳・老化・栄養不足などが誘因となって生じるもの。 骨の量が減ってしまうことで、足が痛くなったり、呼吸をするだけで肋骨が痛くなったり、腰が痛いなど、様々な場所が痛みを発する病気。

カニミソに含まれるカドミウムはカニミソ50g中に約400μg含まれているといわれています。

実はカニミソだけでなく私たちは普段からカドミウムを摂取しており、日本の食卓になくてはならないお米にもカドミウムは含まれています。

毎日欠かさずカニミソを大量に食べ続けている場合は、カドミウム中毒になってしまう危険性があるのですが、そのような人はまずいないので、過度に恐れる必要はなさそうです。

関連記事:かに味噌の栄養 /成分カロリー、コレステロール、脳みそなの?食べ方は?

カニ 食べ過ぎ /食べ過ぎにならないためには

カニの食べ過ぎによる悪影響が出ない量は、カニをたまにしか食べない人は「400g~600g」、頻繁に食べる人は、半分の「200g」程度が適量だと言われています。

もちろん身体の大きさや年齢、普段の食生活によって個人差はありますが、目安として覚えておくといいかもしれません。

カニの一日摂取量

カニ一人前の量は「400g~600g」と言われています。

この重さのほとんどが甲羅の重さなので、カニの身を食べるとなるともっと少ないです。

カニを購入される場合は大体一人当たりの量(400g~600g)を目安として考えましょう。

恒常的に食べ続けるなら、その半分の正味約200gが適量と考えられます。

約30cmの大きさのズワイガニの可食部の例
  • 姿1杯=約400g
  • そのうち正味(食べられる部分)は約半分なので、姿1杯分

ただし、プリン体の1日の摂取目安量は400mgなので、カニの重さだけで見てみると400g以上の量を食べてしまうと食べ過ぎとなります。

400gってどんな量?と思いますが、太めのカニ足で10~15本であっという間に超えてしまいます。

ただし、日常的に摂取している場合には、痛風のリスクが上がってしまいますが、恒常的に食べ続けなければ食べ過ぎとは言えません。

ただし、プリン体はほかの食品からも摂ることを考えなくてはなりません。

特にカニみそはプリン体含有量が多いので、みそが好きな人は食べる量を意識して少なめに考えると良いでしょう。

食べ過ぎてしまった場合の対策は?

明らかなアレルギー症状が出てしまった場合は、自分一人で解決しようとするのは危険です。

必ず医療機関を受診するようにして下さい。

ただ、単純な食べ過ぎにより気持ちが悪いだけの場合は、チョコレートや、コーラなどの濃い強烈な甘さのものを口にして少し休むと落ち着く事があります。

ここで重要なのは甘いものを摂取することです。

脳が錯覚して多少体調が楽になります。

それでも改善の余地が見られない場合は、アレルギーの可能性もありますので、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

カニ 食べ過ぎ /まとめ

カニは栄養バランスの良い低カロリー・高たんぱくの食材です。

プリン体が多いイメージですが、実際はむしろ低い部類であり、食べ過ぎなければ痛風になる危険性も低いです。

しかし、食べ過ぎると身体が冷えて下痢になったり、気持ち悪くなったりする事があります。

特に深刻なのがアレルギー症状ですが、体質によっては、少量しか食べていなくても身体がしびれたりする人もいるので注意が必要です。

美味しくてついつい食べ過ぎてしまう人も多いのですが、適量を楽しむようにしましょう。

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